資格業界と言われる介護の世界には、非常にたくさんの資格が存在しています。
しかし、それゆえに介護業界に興味があって資格取得を考えている方の中には、まず何から取得すればいいのかお悩みの方がいるかもしれませんね。
そこで、今回は介護士の入門編にあたる資格について深掘りしてみたいと思います。
数ある介護関係の資格の中で、未経験の人にも取得しやすいのが介護職員初任者研修です。
この資格は、以前は訪問介護員2級やヘルパー2級などと呼ばれていたため、こちらの名称をご存知の方もいるかもしれませんね。
介護職員初任者研修では、その名の通り、介護に関する一通りの基礎的な知識と技術を学ぶことができます。
具体的には、人間の身体の構造や高齢者の特徴から、車いすの使い方、入浴介助の方法などを学ぶことができ、資格取得後は、入所施設や通所施設の介護士として働くことが可能です。
尚、この資格は多くの民間スクールが講座を開講しています。
授業料は地域や学校によって異なりますが、最低でも10万円前後の費用がかかるようです。
また、平日を中心に集中的に開講される講座が多いようですが、数か月にわたって毎週土曜日や日曜日に開講される講座もあるため、無理のないスケジュールで受講するのがポイントです。
それから、数は多くありませんが、行政機関やハローワークが講座を開催することもあるようです。
このような公的機関が行う講座は授業料が格安であることが多いため、費用を抑えて資格を取得したい方におすすめです。
介護職の経験がなくても、この資格を取得しておけば、介護職の求職活動をするときにセールスポイントとしてアピールできるので、ぜひ注目してみてはいかがでしょうか。