スキルアップに役立つ介護系の資格

介護業界は、それぞれの仕事により求められる資格も異なってきます。
長く介護の仕事を続けていくつもりならば、自分の目指す方向性をはっきりさせた上で、それに沿った資格を取得することが重要になってくるでしょう。
例えば、介護職員初任者研修は、介護の資格のスタートラインともいえる資格で、介護というものの基本的な知識や技術を学んだことを証明する資格です。
そこからさらにスキルアップするためには、介護職員実務者研修を受ける必要があります。
介護職員実務者研修では、10日前後のスクーリングを受け、その中で医学知識や介護技術に加えて、介護業界全体を知るべく社会福祉制度に関する知識などを学んでいきます。
実務者研修を修了すると介護士としてスキルアップができるので、訪問介護事業所においてはサービス提供責任者になることも可能です。

また、これよりも上級の資格は介護福祉士になります。
受験にあたっては実務経験を3年以上が必要になりますが、介護福祉士は国家資格なので、介護のスペシャリストを目指す方にはおすすめの資格といえるでしょう。

そして、介護福祉士の資格よりさらにステップアップを考える場合には、ケアマネージャーの資格取得に注目しましょう。
ケアマネージャーは、ケアプランと呼ばれる介護サービス全体のマネージメントを行っていくのが主な業務です。
ケアマネージャー資格を取得するためには、5年以上の実務経験にプラスして、医療や福祉、保険といった専門知識が必要になります。
介護業界にはキャリアを積むために、こうしたスキルアップのための資格がいくつも存在しているので、ぜひ理解を深めておいてくださいね。